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『釣道具のなつかし屋』店主のやんわりな日々。
書いているのはこんな人
店主:
楠戸“facebook”淳司
職業:
プロデモンストレイター
趣味:
釣りとクルマとカヤックと・・
釣道具のなつかし屋
〒641-0051 和歌山県
和歌山市西高松1-5-32
電話073(425)1393
古物商第651050003258号

営業時間:
平日13時30分~22時
日祝9時~12時30分

☆夜の海ガイド実施のため
 早めに閉店する場合が
 ございます。21時まで
 にご連絡いただければ、
 ガイドを延期し店頭で
 お待ちしておりますので
 ぜひご一報ください。☆

定休日: 水曜

お問い合わせはこちらへ↓
kusudoo@mail.goo.ne.jp

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ヘドンのザラ・スプークに関する解釈の
切り口はたくさんあって。
ボクの中では表題の、
“中身詰まってるかどうか”が
とても重要な、そのルアーを判断する上での着目点に
なっています。

今からザラの本質について書きます。ということは
ペンシルの本質でもあります。
ものすごくラフに書きますので、あとは
読まれたかたの想像力に委ねてみましょう(*^-^*)
52ccc8ce.jpeg







泳いでる魚をガッ! とつかまえて
まな板の上でトーンと輪切りにしてみると
皆、中身が詰まってます。

スッカラカンの空洞の魚なんてあったかな・・・フグ?
あれは膨れてるだけで、通常の姿のときは他の
魚と同じく、身が詰まってます。

詰まってる生き物がしっかり泳ぐから
周囲の水は強く動かされます。この、
水の動き。
中身が空洞の人工物が作り出す水押しとは
全く質が違ってくるんですよ。

空洞で、なおかつどこか一箇所に重心が追いやられている
プラスチック製ルアーは、水を強く押せない。
押しにいったとしても、その一箇所重心を基点にして
転かされちゃう、水に押し倒されちゃうんです。

まぁ都合の悪いことに、プラ製ルアーには楕円形状の
断面のものが多い。
リアルに魚を表現したつもりなんだろうけど
楕円だから、楕円なので、楕円のせいで、
コテッと転かされやすいんです。

全てがそうだとは言わないですよ、その傾向が
強いとだけ言っておきましょう。
となると、
水の押しに負けず、押し返せるペンシルってのは
生きている魚と同様の
中身の詰まった構造を持っているもの。
詰まっていて重心が一箇所集中ではなく
全身に散らばっているもの。
これがベースに欲しい! ってことですよね('-'*)

ボディが木製なら中身が詰まってます。
発泡樹脂製も気泡は含まれますが詰まってます。
問題は
プラスチック製なんですよ。
プラスチックでどう「中身詰まり」を表現するかなんです。

プラの空洞をプラで埋めちゃうとどうなるか?
実は成型時にムラが出て、時々ヘコむんです。
いわゆるB品乱発で商品としてほぼ使えません。

それなら外郭のプラ部分を分厚くして、できるだけ空洞を
減らせばいいじゃないか! とヘドンの研究者は考えました。
そうなんです(=゚ω゚)ノ
その最たる姿がザラ・スプークなんです。

a2f25ec3.jpeg




楕円断面じゃないから
水に負けて横倒しになることはないし、
割ってみると
背中の肉厚より腹周りの肉厚を一層ぶ厚くしたりして
空洞部分を減らしています。それが
水を強く押せる構造を具現化しているといえるのです。
だから、
ザラ・スプークの評価は依然高く
多くの釣り人の支持を受けていられるわけです。

よく釣れます! とボクが言うと、
バスを見つけてザラを投げ入れたら釣れるのか?
と誤解するかたが多いのですが、
ザラはそういう使い方をするペンシルじゃありません。

広く散っているバスを探すために
ザラをチョイスして投げることによって
強い水押しで集魚できる! 振り向かせられる!
だから、釣れる機会が増える!
こういう使い方をする道具なんですね。


あれ? それなら
最初から“中身の詰まってる”木製ペンシルを使えば
いいじゃないかヾ(*`Д´*)ノ って思わなかった?
その通り。
しかし! しかしですよ!!
その“中身詰まった”感をプラスチックを用いて
空洞と同居しながら
量産品として均質化に成功しているのがスゴイんですよ。
ペンシルベイトの本質を理解し、
量産することでひとりでも多くの人にわかってもらおうとした
ヘドンの心意気がスゴイんです。

店頭にいるとですね、
ヘドンに関する質問がメッチャ多いんです。中でも
ザラを使いこなしたい!
ザラをもっと知りたい!!
この要求がお客様から絶えません。

釣り人は皆熱いです。その真ん中に居続けているザラも
相当熱い! ( ⌒o⌒)人(⌒-⌒ )v
関わってるボクのテンション、下がるわけがありません☆

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