細いライン＋浅溝スプールからの脱却。

１０ポンド前後の細ラインを穴開き浅溝スプールに巻く。
そういう仕様は
軽くて小さいものを遠くへ飛ばす性能に
秀でているかもしれません。しかし、
我々がやりたいのは釣り。魚を釣り上げることです。

今はフツーの池でロクマルが揚がる時代。
バスが入って２０年から３０年経っているわけで
大きく育っていて当然。とすれば
巨バスが掛かっても対応できるリールで臨むことが
求められている条件だと思うんです。
要はバランス、飛ばすだけじゃあもの足りません。

かといって
飛距離は落としたくない。
太いラインを用いても
じゅうぶん納得できる
キャスティング・メリットが
欲しい。

ジリオンＨＬＣシリーズは
過去の価値観や基準を
なんとか変えてみよう
と試行錯誤した秀作です。


スプールキャパだけ挿げ替えた
リールはありましたが
バランスが悪く、扱いにくいもの
が目立ちました。

そこでスプールはもちろん
ハンドル周りやブレーキの
見直しも施したのがＨＬＣ。
旧ＴＤＺボディの転用で
数多くのリールが輩出されました。
このカタチ、よくできてますよ。
新しくなければ認められない！
なんてことはないんです。

使えるものは徹底して使う、そしてより良いものへ
転化・昇華していく。
ＨＬＣはユーザーからの強いリクエストと
グローブライドというメーカーの工夫が
絶妙に重なり合って具現化した成果だと感じています。
過程って、やっぱり大切なんですよね～( ＾∇＾)

２００９年度、当店で最も多くチューニング＋メンテナンス
を施したグローブライド（旧ダイワ）のベイトリールです。
お客様の期待に応えている証しでしょう。
http://all.daiwa21.com/fishing/item/reel/bait_rl/zilion_hyper/index.html