じゃあ誰がやるんだってハナシですよ。

バス釣りやらない人から見たブラックバスなんてのは、
そりゃあヒドイもんでね。
アジやイワシならまだ食べれる。バスなんて害魚は
クソにもならねぇ！ってのが
結構こっちが考えてるより広まってる世間評です。

そのバスでメシ食おうってんだから、
そりゃあ人の取り合いになるのは目に見えてる。
少ないお客様に向けて
飽きられないように
嫌われないように
腫れ物に触るように
やり過ごそうとする。しかし
そんな慣れないことするもんだから
自滅して。その繰り返し。

人は飽きるんだって。だからしがみつくことないんです。
新しいバス釣りファンを作ればいい。
それだけのこと。

新しい人を
誰かが連れてきてくれると思ってたら、甘い。
そこを他人に依存せず、
あなたの自力で連れて来る。
あなたがやるんです。

そのためにルアーを作るんでしょ。ロッドもリールも
あらゆる釣道具は
不特定大多数に向けたあなたの意志でなければ、
世間にさらす意味はない。


最近はワンピースの読み過ぎなのか、
やたら仲間仲間と連呼する風潮があって。
いいかい、仲間ってのは
確固とした個を持つ人間が集まって初めて感じることのできる
ピリッとした意識そのもの。
誰かに刺されるのが怖くて
背中合わせに寄り添ってる連中を
仲間とは呼ばない。

バスでメシを食っていくつもりなら
そろそろ腹をくくってもいいんじゃないか。